2025年の大阪・関西万博、想像するだけでワクワクしますよね。でも、その巨大イベントを心の底から楽しむためには、実は「持ち物準備」が勝敗を分けます。
「万博は情報戦」なんて言葉も聞こえてくるほど。せっかくの未来体験、入場ゲートで「これ、持ち込めません」なんて言われたら、楽しさも半減してしまいます。この記事では、あなたの万博準備が完璧になるよう、OK・NGの境界線から、僕のような子連れパパならではの裏ワザまで、徹底的にガイドします。
この記事を読めば、あなたはこう変わります。
- 持ち物ルールの不安から解放され、ワクワクだけを胸に当日を迎えられる。
- 空港並みの手荷物検査もスマートに通過し、最高のスタートダッシュを切れる。
- 旅行者、子連れ、友人グループ、どんなスタイルでも快適に過ごす工夫がわかる。
- うっかり違反や失敗とは無縁の、賢い万博マスターになれる。
さあ、最高の思い出を作るための準備、一緒に始めましょう!
まずは結論!万博の持ち物OK・NGまるわかり早見表
時間がない方のために、まずは結論から。公式サイトの規約に基づき、「何がOKで何がNGか」を一目でわかる表にまとめました。


カテゴリ | アイテム例 | OK/NG | 根拠・注意点 |
---|---|---|---|
基本アイテム | スマートフォン、財布 | ✅ OK | 会場は完全キャッシュレス決済。スマホはチケット表示にも必須。 |
モバイルバッテリー | ✅ OK | スマホの消費が激しいため必須。容量制限の公式発表はなし。 | |
飲食物 | ペットボトル、水筒 | ✅ OK | 熱中症対策に推奨。検査時に中身の確認あり。 |
お弁当、おにぎり、お菓子 | ✅ OK | 食中毒には自己責任で注意。 | |
缶・瓶入りの飲料 | ❌ NG | 容器の種類で禁止。安全上の配慮。 | |
アルコール飲料(酒類) | ❌ NG | 容器や開封・未開封を問わず全面禁止。 | |
大きな荷物 | スーツケース、キャリーケース | ❌ NG | サイズを問わず全面禁止。カート類もNG。 |
600x400x900mm超の荷物 | ❌ NG | ベビーカー等を除く規定サイズ超は持ち込み不可。 | |
撮影機材 | カメラ、スマートフォン | ✅ OK | 記念撮影に。 |
自撮り棒、三脚、一脚 | ⚠️ 条件付きOK | 「手のひらに収まるハンドサイズ」のみOK。伸縮タイプは要注意。 | |
天候対策 | 日傘、帽子、レインコート | ✅ OK | 屋外が多いため天候対策は必須。 |
その他 | テント、ペグ、ハンマー | ❌ NG | 2025年7月の規約更新で安全確保のため禁止が明記。 |
ナイフ、はさみ、カッター | ❌ NG | 十徳ナイフや化粧用はさみもNG。 | |
ペットなどの動物 | ❌ NG | 介助犬、聴導犬、盲導犬は同伴可能。 |


【要注意】スーツケースは絶対NG!旅行者のための最適解は「事前預け」
遠方から来る旅行者にとって最大の壁、それがスーツケースです。安全と混雑緩和のため、万博会場ではサイズを問わず、すべてのスーツケースやキャリーケースの持ち込みが禁止されています。
万が一、知らずに持って行ってしまうと、入場ゲートで1個10,000円という高額な料金で預ける羽目に…。しかも、その数も合計200個とごく僅か。これを当てにするのは現実的ではありません。
では、どうすればいいのか?答えは「会場に着く前に預ける」一択です。
預け場所 | メリット | デメリット | 料金目安(大型) | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|---|
① 会場外コインロッカー | 会場に最も近い選択肢。 | 数が少なく、特に大型サイズは朝一で埋まる可能性大。 | 800円~ | 朝一番に到着できる人。 |
② 主要駅(桜島駅など) | 数が多く比較的確保しやすい。 | 会場まで再度移動する手間あり。 | 700円~1,000円 | 日帰り旅行者や確実に預けたい人。 |
③ 宿泊ホテル | 最も確実で安心。チェックイン前後も預かってくれる。 | 宿泊者限定。ホテルと会場の移動時間が必要。 | 無料~ | 会場周辺のホテルに宿泊する人。 |
僕の友人は日帰り旅行で来た際、シャトルバスの発着点である桜島駅のコインロッカーを利用していました。「少し移動の手間はあったけど、身軽になってからの万博は天国だった」と話していたのが印象的です。


なぜ?うっかり違反を防ぐ「持ち込み禁止物」深掘り解説
「どうしてこれもダメなの?」禁止ルールには、安全確保はもちろん、万博の理念に関わるものまで、様々な理由があります。その背景を知ることで、うっかり違反を自然と防げるようになりますよ。
【最新情報】テントと「ペグ」が禁止に!その理由とは?
2025年7月22日に更新された規約で、新たにテント類(サンシェード含む)や、レジャーシートを固定するペグ、ハンマーが禁止リストに追加されました。
これは、主に3つの理由が考えられます。
- 安全確保: 夢洲は海に囲まれた埋立地で、時に強い風が吹きます。テントやペグが飛ばされて他の人に当たったら…と考えると、当然の措置ですよね。
- 公平性: 特定のグループが広い場所を占有するのを防ぎ、誰もが休憩スペースを公平に使えるようにするため。
- 景観維持: 未来都市の景観の中に、テントが乱立するのは少しイメージと違いますよね。
レジャーシート自体はOKですが、固定できないので、僕も娘と行くときは、荷物や水筒を四隅に置いて重しにしようと考えています。
食べ物はOKでもアルコール・缶・瓶はNGの理由
お弁当や水筒がOKなのは、子連れには本当にありがたいルール。でも、アルコールと缶・瓶は絶対NGです。
アルコール禁止は、泥酔によるトラブルを防ぎ、誰もが安心して楽しめる空間を守るため。会場内で販売はあるので、飲みたい方はそちらを利用しましょう。
缶や瓶がダメなのは、投げ込まれると凶器になる危険性や、割れた際の安全確保が理由です。飲み物は必ずペットボトルや水筒に移し替えてくださいね。
自撮り棒の「手のひらサイズ」問題
これが一番のクセモノかもしれません。「手のひらサイズ」という曖昧な基準。具体的には、折りたたんだ状態で、グリップだけでなく全長がすっぽり手のひらに収まる、かなりコンパクトなものを指すと考えるのが安全です。
少しでも「これ、大丈夫かな?」と迷うくらいなら、持っていかないのが賢明。現場の検査員の判断がすべてなので、グレーゾーンを攻めるのは避けましょう。


持ち物攻略ガイド
ここでは、来場者のスタイル別に、より具体的な持ち物戦略を考えていきましょう。


子連れファミリー向け:ベビーカー・おもちゃ・離乳食の安心ガイド
3歳の娘を持つ僕にとって、ここは一番力が入るポイントです!パパ・ママの不安を解消します。
- ベビーカーはサイズ不問!X線検査の裏ワザ
ベビーカーはサイズを問わず持ち込める、まさに神ルール。ただし、入場時のX線検査をスムーズに通過するにはコツがあります。僕も最初は、カゴの中の荷物を出すのにモタモタしてしまいました…。
裏ワザ: ベビーカー下の荷物(おむつ、着替え等)は、あらかじめ一つのエコバッグ等にまとめておきましょう。検査の手前でそのバッグをサッと取り出し、ベビーカーとは別にX線に通す。これだけで驚くほどスムーズです!娘を一度降ろす必要があるので、その心づもりもしておくと完璧。 - これでぐずらない!持ち込みOKおもちゃリスト
長い待ち時間対策に、おもちゃは必須。でも、武器に見えるものや大きな音が出るものはNGです。僕が実際に娘のために用意して「大正解だった」アイテムはこちら。- シールブック・小さなぬりえ: 静かに集中できる最強アイテム。
- お気に入りの小さなぬいぐるみ: 子供の心の安定剤に。
- 音の出ないミニカー: テーブルの上で静かに遊べます。
- 折り紙: 親子で一緒に楽しめるのが良いですね。
- 離乳食・アレルギー対応食も安心
市販のベビーフードやアレルギー対応食の持ち込みは、もちろんOK。万が一を考え、手作りよりは未開封の市販品が安心です。成分表示のあるパッケージごと持っていくと、検査で何か聞かれた際もスムーズに説明できますよ。


単身・友人グループ向け:身軽に楽しむための『代替方法と組み合わせ戦略』
身軽さは正義!広大な会場を歩き回る万博では、荷物が少ないほど体力を温存でき、体験の質が格段に上がります。「手ぶら」は、万博を最大限楽しむための自己投資と言っても過言ではありません。
- キャッシュレス決済は複数用意: スマホ決済、クレジットカード、交通系ICカードなど、2種類以上あると安心です。
- モバイルバッテリーは命綱: 公式アプリやマップ、写真撮影でスマホの電池はみるみる減ります。20,000mAhくらいあると安心感が違います。
- 「持たない」という選択: 暑さ対策の冷感グッズや軽食は、会場内でも購入可能。思い切って荷物を減らし、現地調達と組み合わせるのも賢い戦略です。


空港レベルの厳戒態勢!手荷物検査を秒速で通過する3つのコツ
万博のゲートは、まさに空港の保安検査場。ここで時間をロスしないための3つのコツを伝授します。
- 「見せるもの」を意識したパッキング
カバンの上部に、すぐ取り出せるように入れておくべきは「①飲み物」「②電子機器(モバイルバッテリー等)」「③液体やスプレー類が入っていそうなポーチ」。これを意識するだけで、カバンをひっくり返す悲劇を防げます。 - ポケットは空っぽに
鍵、スマホ、小銭…金属探知ゲートで鳴ると再検査でタイムロス。事前にすべてカバンに移しておきましょう。これは基本中の基本です。 - 「怪しいもの」は持っていかない勇気
「これは大丈夫かな?」と少しでも迷うものは、家に置いてくるのが最善策です。化粧ポーチの小さなハサミ、キーホルダーの十徳ナイフなど、意外なものが落とし穴になります。
🔑 ポイントボックス万博の安全を守るため、手荷物検査は厳格に行われます。危機管理の専門家によると、国際的な大規模イベントでは、来場者の安全確保が最優先課題であり、持ち物制限はその根幹をなす対策の一つとのこと。少し不便に感じても、それは私たちの安全のため。協力的な姿勢で臨むことが、結果的にスムーズな入場に繋がります。
SNSのリアルな声!万博持ち物【成功・失敗】談から学ぶ
X(旧Twitter)で「#万博持ち物」を覗くと、リアルな声がたくさん。
【成功談】
- 「凍らせたペットボトルが神。午後まで冷たくて生き返った」
- 「モバイルバッテリー2個持ちで優勝。友人にも貸せてヒーローに」
- 「小さな折りたたみクッションが待ち時間の人権を守ってくれた」
- 「公式アプリは絶対事前にDL&ログインしておくべき。当日は電波が混雑する」
【失敗談】
- 「手荷物検査が想像以上に長蛇の列。パビリオン予約に遅れそうで焦った…」
- 「現金が使えないのを知らず、クレカ1枚しかなく決済エラーでピンチに」
- 「うっかり水筒にスポーツドリンクの粉末を入れたままで、中身を全部出された」
- 「ちょっと大きいかな?と思った自撮り棒、案の定ゲートで没収。悲しい」
これらの声から、①暑さ対策、②バッテリー対策、③待ち時間対策、そして④時間の余裕が満足度を左右する鍵であることがわかりますね。
これで万全!持ち物の『妥協点と柔軟対応』
すべてを完璧に準備するのは難しいもの。大切なのは、自分にとっての優先順位を決め、柔軟に対応することです。
優先順位をつけよう
まず、「これがないと絶対に困るもの」をリストアップします(スマホ、チケット、決済手段など)。次に、「あったら快適なもの」を考え、カバンの容量と相談。例えば、待ち時間対策として「本」と「小型クッション」で迷ったら、より軽くてかさばらない方を選ぶ、といった判断が必要です。
バックアップオプションを考える
「もし~だったら」を想像してみましょう。
- もし、スマホの電池が切れたら? → モバイルバッテリーがある。予備のケーブルもある。
- もし、急に雨が降ったら? → 小さな折りたたみ傘と、100均のレインコートを忍ばせてある。
- もし、靴擦れしたら? → 絆創膏を財布に数枚入れている。
このように、小さなバックアッププランが、当日の安心感を大きく左右します。完璧な準備ではなく、「何とかなる」と思える準備を目指しましょう。
FAQ よくある質問
最後に、細かいけれど気になる疑問にお答えします。
Q1. 化粧品や常備薬は持ち込めますか?
はい、基本的に持ち込み可能です。ただし、刃物と見なされる可能性のあるハサミやカミソリ、可燃性ガスを使用したスプレー缶タイプは避け、ミストやシートタイプを選ぶのが無難です。処方薬は、お薬手帳など内容がわかるものと一緒だと安心です。
Q2. モバイルバッテリーの容量に制限はありますか?
公式に容量の規定はありませんが、航空機のルールを参考に100Wh以下の一般的な製品(例: 20,000mAh)であれば問題ないでしょう。業務用の超大容量バッテリーは避けた方が賢明です。
Q3. うっかり禁止物を持ち込んだら、その場で捨てるしかありませんか?
その場で「廃棄」するか、一度入場ゲートを離れて「会場外のコインロッカー等に預け直す」かの選択になります。どちらにせよ大きな時間ロスになるため、出発前の入念なチェックが何より重要です。
Q4. 会場内でタバコは吸えますか?電子タバコは?
会場内は電子タバコを含め全面的に禁煙です。喫煙所は東ゲートの外に2か所設置されているのみで、入場後に喫煙するには一度ゲートを出る必要があります。計画的な利用が求められます。
Q5. 最新の規約で「ペグ」が禁止されたと聞きましたが、レジャーシートもダメなのですか?
2025年7月22日の規約更新で、地面に固定する「ペグ」やハンマーが新たに禁止されました。これは安全対策の一環です。レジャーシート自体の持ち込みは可能ですが、ペグが使えないため、風で飛ばされないよう荷物を重しにするなどの工夫が必要です。
Q6. 子供用の水筒にスポーツドリンクの粉末を入れたまま検査に行っても大丈夫?
SNSの口コミでは、粉末類は中身を詳しく確認されて時間がかかったという声が見られます。液体は透明な水筒に入れ、粉末は未開封のスティックタイプで別途持参するなど、誤解を招かない工夫をするとスムーズです。
Q7. ベビーカーはX線検査に通すのですか?子供が乗っていたらどうすれば?
ベビーカーも手荷物と同様にX線検査が必要です。子供が乗っている場合は、検査の際に一度降ろして抱っこし、ベビーカーを畳んで検査機に通す流れになります。下の荷物は事前にバッグにまとめておくと、慌てずスムーズに対応できます。
まとめ:準備万端で最高の万博体験を!
大阪・関西万博の持ち物ルールは、一見すると複雑かもしれません。でも、その一つ一つは、私たち来場者全員が安全に、そして快適に過ごすための大切なルールです。
最後に、僕がいつも出発前に使っている最終チェックリストを共有します。これさえ確認すれば、もう持ち物で迷うことはありません!
【出発直前!最終持ち物チェックリスト】
□ 絶対必須アイテム
- 入場チケット(スマホの充電も確認!)
- スマートフォン(フル充電で!)
- キャッシュレス決済手段(複数あると最強)
- モバイルバッテリー(満タンですか?)
□ 快適さUPアイテム
- 歩きやすい靴(おしゃれより快適さ!)
- 飲み物(ペットボトル or 水筒)
- 季節に応じた対策グッズ(日傘、冷感タオル、レインコートなど)
- ハンカチ、ウェットティッシュ
- 小さなゴミ袋
□ 持って行かない!NGアイテム再確認
- スーツケース、キャリーケース
- アルコール、缶・瓶飲料
- ナイフ、はさみ、カッター類
- 大きな自撮り棒、三脚
- テント、ペグ類
このリストを手に、万全の準備を整え、未来への旅に出かけましょう。あなたの万博体験が、一生忘れられない素晴らしい思い出になることを心から願っています!
【更新メモ】
この記事の情報は2025年7月31日時点のものです。大阪・関西万博の規約は今後も更新される可能性があります。ご来場の直前には、必ず大阪・関西万博公式サイトで最新情報をご確認ください。不正行為や危険行為は絶対にやめましょう。