2025年の大阪・関西万博、数あるパビリオンの中でも「あれは絶対見ておけ!」とウワサ持ちきりなのが、メディアアーティスト落合陽一さんがプロデュースするシグネチャーパビリオン「null²(ヌルヌル)」。
「なんかスゴイらしいけど、一体何が見られるの?」
「予約が秒で埋まるって本当?どうやったら取れるの?」
「実際に行った人の、忖度なしの感想が聞きたい!」
そんなあなたのための完全ガイドが、この記事です。万博の目玉であるnull²の全貌から、予約困難なチケットをゲットするための超具体的な裏ワザ、そして実際に体験した人々のリアルな声まで、どこよりも詳しく解説します!
- そもそも「null²(ヌルヌル)」ってどんなパビリオン?
- 当選確率1%以下!?激戦チケットをゲットする予約の裏ワザ
- 自分の分身と対面?不思議な体験のリアルレポート
- 「最高!」から「意味不明…」まで、正直な口コミ・評判まとめ
- 写真撮影、限定グッズ、子連れや車椅子での楽しみ方
null²(ヌルヌル)は結局どうなの?4つの視点でサクッと評価!
万博で話題沸騰の「null²」。気になるけど、結局どんな感じなの?というあなたへ。4つのポイントで分かりやすく評価します!


① 新しさ・アイデア:★★★★★ (5.0/5.0)
【評価】未来がここに。もはや発明レベル!
建物自体が生き物のように動き、自分のデジタルな分身と出会う…。今まで誰も見たことがない、まさに「未来の体験」です。他では絶対に味わえない圧倒的なオリジナリティに、文句なしの満点評価!
② 面白さ・楽しさ:★★★☆☆ (3.5/5.0)
【評価】人を選ぶ、超刺激的なジェットコースター。
脳が揺さぶられるような強烈な映像と音で、ハマる人には最高のエンタメです。ただ、「楽しい!」というより「スゴイ…」と圧倒される感覚なので、万人向けの分かりやすい楽しさとは少し違うかもしれません。
③ メッセージ・深さ:★★★★★ (5.0/5.0)
【評価】「自分って何だろう?」と考えさせられる。
ただ見るだけでなく、「自分とは何か?」という深い問いを投げかけられる、とても哲学的なパビリオンです。体験した後、友達とじっくり語り合いたくなるような、心に強く残るメッセージがあります。
④ 行きやすさ・快適さ:★★☆☆☆ (2.0/5.0)
【評価】とにかく予約が取れない!最大の壁は入口にあり。
体験内容は素晴らしいのですが、そもそも予約が絶望的に取れないのが最大の難点。誰でも気軽に体験できるわけではないため、快適性の評価は厳しくならざるを得ません。行くと決めたら、予約戦争を勝ち抜く覚悟が必要です。
💡万博パビリオン「null²」とは?落合陽一が創造する未来の鏡
まず、「null²(ヌルヌル)」がどんなパビリオンなのか、基本からおさらいしましょう。これはただの展示館ではありません。メディアアーティストの落合陽一さんと、建築家の豊田啓介さんがタッグを組んで創り上げた、巨大なアート作品そのものなんです。
パビリオンの外観は、まるで生き物。独自に開発された鏡のような特殊な膜で覆われていて、周りの景色や空をぐにゃりと歪ませながら映し出します。風が吹いたり、音が響いたりすると、この膜が「ヌルヌル」と振動し、まるで建物が呼吸しているかのよう。落合さんはこれを「有史以来、行われてこなかった鏡の再発明」と呼んでおり、訪れる私たちに、まだ誰も見たことのない風景を見せてくれようとしています。
コンセプトは「デジタルネイチャー」と「空即是色」
「なんだか難しそう…」と思いましたか?大丈夫、噛み砕いて説明しますね。


このパビリオンの根っこにあるのは、落合さんが提唱する「デジタルネイチャー」という考え方。これは、私たちが生きる現実の世界と、コンピューターが生み出すデジタルの世界がもう分けられないくらいに混ざり合って、新しい自然の形になっているよね、という未来観です。
そして、この考え方は、なんと般若心経に出てくる「色即是空、空即是色(しきそくぜくう、くうそくぜしき)」という仏教の教えに繋がっています。
すごくざっくり言うと、「形あるもの(色)って、実は中身は空っぽ(空)なんだよ。でもその空っぽ(空)こそが、形あるものの本質なんだ」という意味。落合さんは、この「空」をコンピューターの世界で「何もない」を意味する「null(ヌル)」と捉え、それが2回繰り返されるこの句を「null²(ヌルヌル)」と名付けたのです。
つまり、パビリオンの中では、現実(色)とデジタル(空)がぐちゃぐちゃに溶け合う体験を通じて、この深〜い哲学を肌で感じることができる、というわけです。
🚀【現地体験レポ】null²の全貌!デジタルアバターになるまで
さあ、いよいよパビリオンの中の世界を覗いてみましょう!null²の体験は、主に2種類に分かれています。
- ダイアログモード: 予約必須のメイン体験。自分の分身と対話する、より深い没入体験。
- インスタレーションモード: 予約不要。内部の映像作品を客観的に鑑賞するモード。
ほとんどの人が目指すのは、もちろん「ダイアログモード」。その衝撃的な体験の流れをレポートします。
null2のデジタルアバターを作りたくて自分のスマホを早めて買ってもらったら、年齢制限があってアプリのインストールできないことを知ってええ、、ってなった。けど今日、liteのアプリならできますよと教えてもらい、アバター作れた!null2の森の画面に自分の顔が出てきておもしろかった#EXPO2025 https://t.co/3jq4K6SvdN pic.twitter.com/D9bnwi8C4G
— 創TSUKURU(キューブアート) (@TKRcuber) June 28, 2025
1. フィジカルミラー:歪む鏡が映し出す未知の風景
一歩足を踏み入れた瞬間、度肝を抜かれます。天井、壁、床のすべてが鏡とLEDパネルで覆われていて、自分がどこにいるのか、どっちが上でどっちが下なのか、感覚がぐちゃぐちゃになるんです。
極彩色の映像とモノクロのパターンが360度から押し寄せてきて、平衡感覚を失いそうになるほど。SNSで「目がくらむ」「足元がふらふらする」という感想が多いのも納得の、強烈な視覚体験があなたを待っています。
2. デジタルミラー:3Dスキャンで自分の分身と対面
この体験のクライマックスが、「デジタルミラー」。つまり、デジタル世界に生まれた「もう一人の自分」との対面です。
ようやく入れた落合館のnull²。建築はNOIZが担当。揺れるミラー外装膜のボクセルを集積した造形だが、内部も鏡のデジタル世界。内外のデザインを連動させる数少ないパビリオンだろう。一度終わった後、周囲の通路から展示を再度、メタ視点で体験するシステムは、小泉明郎さんの作品を思いだす。 pic.twitter.com/7L1Gx293AL
— taroigarashi (@taroigarashi) June 18, 2025
これを最大限に楽しむには、事前の準備が超重要!「Mirrored Body」と「Scaniverse」というスマホアプリを使って、あらかじめ自分の全身を3Dスキャンしておくことが強く推奨されています。会場にもスキャン装置はありますが、混雑で使えないこともあるので、家で済ませておくのが断然スマート。
そして体験の核心部分。パビリオン内の巨大な映像空間に、さっきスキャンした自分そっくりの顔と声を持つ3Dアバターが出現し、勝手に対話を始めるんです。
「自分」という存在が、自分から切り離されて、目の前の映像の中に客観的な存在として現れる…。この不思議な感覚こそが、落合さんの言う「記号を手放す」体験。多くの人が「自分が自分でなくなるような、強烈な体験だった」と語る、null²の真骨頂です。
体験の最後には、AIが作曲したという不思議な昭和歌謡が流れます。往年の大歌手・三波春夫さんを思わせるような歌声が、どこか懐かしくも不気味で、異次元を旅してきた感覚に不思議なエンディングを与えてくれます。
🔑 ポイント
体験の核心は「デジタルな自分との遭遇」。このパビリオンは、ただ映像を見る場所ではありません。テクノロジーの鏡に映し出された自分自身と向き合い、「自分ってなんだろう?」と考えさせられる哲学的な装置なのです。この不思議な感覚を味わうために、事前の3Dスキャンは絶対にやっておくことをオススメします!
🗣️null2の口コミや感想
体験者の声をもっと深く掘り下げてみましょう。その評価は「最高!」という絶賛から「?」という困惑まで、本当にさまざまです。
良い口コミ
絶賛する声で共通しているのは、その圧倒的な体験価値です。
奇跡的に当日券を取れたnull²!!!ヌルの森という世界観やその背後の哲学も独特だけど、何より、轟音・閃光・鏡の反射によって、理性と視覚が乖離するというか、もっとシンプルに言うと脳がバグるというか、、、強烈な体験でした。大満足!!!! #expo2025 #null2 pic.twitter.com/84D8VpsjyI
— はね⁽⁽◝( ˙ ꒳ ˙ )◜⁾⁾ (@Kazahane) June 28, 2025
- 唯一無二の没入感: 「ヌルヌル」と動く生物的な外観、無限に広がるように見える鏡と光の内部空間、体に響く重低音。建築、映像、音響が一体となった「人類がまだ見たことのないアート」としての完成度を評価する声が多数あります。
- 考えさせられるテーマ: 「いのちを磨く」というテーマのもと、「本当の自分って何だろう?」と自問自答させられる哲学的な体験が、「万博で一番心に残った」と評されています。
- 2つのモードの面白さ: 予約して主観的に体験する「ダイアログモード」と、予約なしで客観的に鑑賞する「インスタレーションモード」。両方見ることで、作品の解像度がグッと上がると評判です。
Twitter (X) での評判
Twitter(現X)では、ハッシュタグ「#null2」や「#expo2025」で検索すると、毎日たくさんのリアルな感想が投稿されています。プロデューサーの落合陽一さん自身も、来場者の感想をチェックして反応することがあり、作り手と受け手の面白いコミュニケーションが生まれています。
特に、昼は青空を、夜はイルミネーションを映してキラキラと表情を変える外観は、絶好の「映えスポット」。多くの写真が投稿され、予約が取れた喜びや、取れなかった嘆きの声でタイムラインはいつも賑わっています。
ちょっと気になる口コミ
もちろん、良いことばかりではありません。その先進性ゆえの、正直な戸惑いの声も見てみましょう。
噂のnull2体験してきました✨
— moru (@moru93178845) June 28, 2025
なるほど🤔 わかったようなわからんような😌 pic.twitter.com/HNR5g2Me2D
- 難解さ: 「予備知識ゼロで行ったら、正直よくわからなかった」という感想は少なくありません。コンセプトを理解しないままだと、ただ刺激的な映像ショーに見えてしまう可能性も。
- 刺激の強さ: 内部は暗闇の中、強い光が激しく点滅し、大音量が鳴り響きます。「ポケモンのポリゴンショックを思い出した」という声もあるほどなので、光に敏感な方は注意が必要かもしれません。(サングラスの貸し出しもあります)
- 予約システムの複雑さ: そもそも予約が取れないことへの不満や、システムの分かりにくさを指摘する声も上がっています。
🎫null²の予約・チケット購入 完全ガイド【2025年最新】
「よし、絶対行きたい!」と思ったあなた。ここからが本番です。null²のメイン体験「ダイアログモード」は予約が必須で、そのチケットは万博で最も入手困難と言っても過言ではありません。
予約はいつから?必要なものは?
予約のチャンスは大きく分けて3つ。まずは必要なものを揃えましょう。
予約方法
- 2ヶ月前抽選: 公式サイト・アプリからの抽選。
- 7日前抽選: 同じく公式からの抽選。
- 当日予約: これが最大の狙い目!後ほど詳しく解説します。
必要なもの
- 大阪・関西万博の入場チケット: 事前に来場日時の予約を済ませておきましょう。
- スマートフォン: 予約操作に必須です。
- 万博公式アプリ: ダウンロードしておくとスムーズです。
- (推奨)アプリ「Mirrored Body」と「Scaniverse」: 体験を120%楽しむための事前準備です。
図解:スマホでの予約手順ステップ・バイ・ステップ
- 万博公式サイト/アプリにアクセス: 予約ページを開きます。
- ログイン: チケット購入時に登録したIDとパスワードでログイン。
- パビリオン選択: 「シグネチャーパビリオン」のカテゴリから「null²」を探して選択。
- 日時選択: 希望の来場日と時間帯を選びます。(空きがあれば…!)
- 申込: 抽選に申し込むか、先着順の予約を確定させます。
予約の裏ワザ:キャンセル待ちを狙うコツ
事前抽選に全部落ちてしまっても、まだ諦めるのは早いです。最大のチャンスは「当日予約枠」にあります。
🔑 ポイント:当日予約は時間との勝負!
null²の当日予約枠は、毎日決まった時間にWeb上で一斉に開放されます。これは「ガンダム方式」とも呼ばれる早い者勝ちの争奪戦!
主な開放時間: 9時、12時、14時、17時
これらの時間は公式発表ですが、スタッフさんの手動で枠が開放されるため、数分前後することがあります。成功のコツは、以下の通り。
- 通信環境の良い場所を確保: パビリオン前が繋がりやすい、なんてウワサは気にせず、安定した4G/5Gが掴める場所を探しましょう。
- 時間前からスタンバイ: 開放時間の5分前には予約ページを開いて待機。
- ひたすら更新!: 時間になったら、ページを何度もリロード(再読み込み)!
ちなみに、他のパビリオンにあるようなQRコードを読み込んで待つ「キャンセル待ちシステム」は、null²には導入されていません。当日券を狙うなら、この時間指定のWeb予約が唯一の方法です。
🏃♂️混雑状況とアクセス方法
null²は万博会場内でトップクラスの人気を誇るため、常に多くの人で賑わっています。「予約が全然取れない!」という悲鳴がSNSに溢れていることからも、その混雑ぶりが伺えます。
リアルタイム待ち時間と狙い目の時間帯
嬉しいことに、2025年6月14日から、万博公式サイトや公式アプリで各パビリオンのリアルタイム待ち時間が確認できるようになりました。これを使えば、かなり計画的に動けます。
狙い目の時間帯
- 午後〜夜間: 朝一番は入場ゲートの混雑が激しく、人気パビリオンへの競争も熾烈です。SNSの口コミでは、少し落ち着いた午後の方がゆったり回れるという声も。
- 夜: null²は夜になるとライトアップされ、昼間とは全く違う幻想的な姿を見せてくれます。外観の写真を撮るだけでも価値ありです。
ちなみに今日は夕方から万博でした よりによって接待の日に花火ぶつけられてウェ〜〜〜と思ってたけどお陰でnull2を当日に複数人で取れたりして言うほど悪くはなかったかなと pic.twitter.com/qR7FLz6N83
— 🌈🚃 (@Rainbow_Densha) June 28, 2025



花火の時間帯は予約がとれやすいことも
アクセス
null²は、会場南側にある「シグネチャーゾーン」に位置しています。多くの人が使う東ゲートから入場し、巨大な円環状の通路「大屋根(リング)」をくぐり抜けた先にあります。隣にあるチェコパビリオンが良い目印になりますよ。
❓null²に関するQ&A
最後に、来場前に知っておきたい細かな疑問にお答えします!
写真・動画撮影はできる?
はい、パビリオンの内外で写真や動画の撮影は可能です。ただし、いくつかルールがあります。
- 禁止事項: フラッシュ撮影、自撮り棒、三脚や一脚の使用はNGです。
- 使用目的: 撮った写真や動画は、個人的に楽しむ範囲(非営利目的)で利用してください。
- 服装の注意: 内部は床も鏡張り!スカートで入場すると、意図せず中が見えてしまう可能性があるので、パンツスタイルがおすすめです。
限定グッズは販売してる?
はい、null²でしか手に入らない限定グッズがあります!
- 人気商品: 「Mirrored Body」などのテーマが描かれた、クールなカード型ステッカーの3枚セットが人気です。
- 販売場所: パビリオンの横にある自動販売機で販売されています。
- 支払い方法: クレジットカードや交通系ICカード、QRコード決済など、ほとんどのキャッシュレス決済に対応しています。
車椅子やベビーカーでも大丈夫?
はい、大丈夫です。パビリオンはバリアフリーに対応しており、車椅子やベビーカーを利用する方も体験できます。
- 優先案内: 車椅子やベビーカーの方は、優先的に案内してもらえる場合があります。
- 体験エリア: 靴を脱いで上がるエリアには入れませんが、代わりに靴のまま鑑賞できる専用の「観覧室」から体験することができます。
- 注意点: 館内は暗く、大きな音が鳴る演出があります。小さなお子さんが怖がってしまう可能性もあるので、保護者の方が判断してあげてください。
✨まとめ:null²は万博で必見の未来体験パビリオン
落合陽一さんが手がける「null²」は、間違いなく大阪・関西万博のハイライトの一つです。建築、テクノロジー、哲学が高度に融合したこの空間は、訪れる私たちに「自分とは何か」を問いかける、忘れられない体験を提供してくれます。
予約の壁は非常に高いですが、この記事で紹介した「当日Web予約」のチャンスを狙えば、きっと道は開けます。そして訪問前には、公式サイトなどでコンセプトを少し予習しておくと、この難解で深遠なアート体験の価値を、何倍にも高めることができるでしょう。
強い光や音、少し難しいテーマなど、確かに人を選ぶ部分はあります。しかし、それら全てを含めて「未知との遭遇」であり、自分の当たり前が揺さぶられることこそが、null²の本当の魅力。
万博という特別な場所で、未来のアートと社会の可能性を全身で感じられるnull²。あなたの記憶に深く、そして「ヌルヌル」と刻まれるはずです。
【参考公式サイト】
- 大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「null²」公式サイト: https://expo2025.digitalnatureandarts.or.jp/
- null² 特設サイト(体験を深めるコンテンツ): https://expo2025.digitalnatureandarts.or.jp/specialsite.html
- Expo2025 「null²(ヌルヌル)」シグネチャーパビリオン公式 X (旧Twitter) アカウント: https://x.com/expo2025_null28