2025年の大阪・関西万博で、いま最も注目を集めているパビリオンが「Better Co-Being」。
“完全予約制”でしか体験できないこの幻想的な空間では、森と一体化した屋外の建築と、鼓動と連動する不思議な石「echorb(エコーブ)」を使った没入型アートが楽しめます。
夜には予約不要で入れる「自由観覧タイム」もあり、蜷川実花さん演出の光のアートがSNSでも話題になっていますよ。
この記事ではこんなことが分かります👇
- 万博のBetter Co-Beingとはどんな場所?
- 予約の手順と注意点
- 体験所要時間や持ち物のアドバイス
- 夜の自由観覧ってどんな内容?
- 雨の日・暑い日・バリアフリー対策まで!
体験前に知っておきたいポイントを、万博初心者にも分かりやすく解説していきます!
万博の幻想的体験「Better Co-Being」とは?


静かな森の中で、自分と向き合うアート体験ができる「Better Co-Being」。
建築と自然、アートとテクノロジーが融合したこのパビリオンは、他の万博展示とは一線を画す幻想的な空間です。
このセクションでは、Better Co-Beingがどんな場所で、どんな魅力があるのかをじっくり見ていきます。
プロデュースは宮田裕章・蜷川実花が参加!アートと自然が融合する空間
EXPO2025 OSAKA 「Better Co-Being」|SANAA
— minami (@seasonal_tweet) June 5, 2025
意匠設計:SANNA#expo2025#大阪関西万博#万博#bettercobeing#SANNA pic.twitter.com/Dylf2YgKUC
Better Co-Beingは、データサイエンティストの宮田裕章さんが手がけるシグネチャーパビリオンのひとつです。
建築デザインは世界的に有名なSANAA、アート演出には蜷川実花さんが参加し、トップクリエイターたちが集結した夢のような空間になっています。
このパビリオンの最大の特徴は、屋根も壁もない“森と一体化した”構造。
自然の中で風や光、音と共鳴しながらアートを体験するという、今までにないスタイルが魅力です。
建物というより「場」としてのアート空間。
訪れる時間や天気によってもまったく違う表情を見せてくれるのが、Better Co-Beingの魅力なんです。



自然とアートに身を委ねる、そんな没入型の空間を味わいたい人にぴったりですよ。
次は、この空間で実際に体験する“ふしぎなデバイス”についてご紹介していきますね。
森と一体化した構造とechorbによる不思議な体験とは
📍Better Co-Being
— Expo2025 大阪・関西万博 (@expo2025_japan) June 12, 2025
“いのちを響き合わせる”をテーマに
宮田裕章さんがプロデュースしたパビリオン🌏
会場でみなさんをいざなうのは
「echorb(エコーブ)」というふしぎな石ころ🪨
多彩な触感による新感覚体験をお楽しみに!#EXPO2025 #大阪・関西万博 #きたぞ万博 #HelloEXPO2025 #BetterCoBeing pic.twitter.com/wonBYdUR15
Better Co-Beingのもう一つの魅力は、来場者の「鼓動」を読み取る装置「echorb(エコーブ)」です。
このechorbは、手のひらサイズの卵型をした“ふしぎな石ころ”。
入口でセンサーによって鼓動が記録され、それがこの石に宿ることで、自分の“いのち”をアートと共鳴させながらパビリオンを回ることができるんです。
建物自体も格子状に組まれたキャノピーで、屋根も壁もありません。
光や風、森の空気すべてが体験の一部としてデザインされています。
たとえば晴れた日には虹色の光が差し込み、曇りや雨の日は幻想的な霧の演出が加わるなど、まさに“自然とアートの融合”が体感できるんですよ。
特に夜になると、蜷川実花さんがデザインした「luminous echorb」が登場。
キラキラのラメが重なり合った幻想的なビジュアルで、昼間とはまったく違う雰囲気に包まれます。
どんな季節、どんな天気でも違った魅力が楽しめるのが、このパビリオンのすごいところ。
Better Co-Beingはこう予約する!当日の流れと注意点


Better Co-Beingは完全予約制のパビリオン。
事前にアプリで予約しておかないと、基本的には体験できません。
ここでは、具体的な予約の手順や当日の注意点、持ち物などを分かりやすく解説していきます!
予約は公式アプリから!手順と登録のポイント
Better Co-Beingの予約は、万博の公式アプリ「EXPO2025 Visitors」から行います。
まずはアプリをスマホにダウンロードして、万博IDでログインするか、ゲストアカウントを作成する必要があります。
予約したい日時を選び、空いていればその場で予約完了。予約枠は1回約15名で、人気の時間帯はすぐ埋まるので早めが安心です。
また、アプリには「Better Co-Being専用WEBアプリ」もあり、こちらは当日の体験にも使用します。
事前に登録しておくことで、現地での受付がスムーズになりますよ。
Better Co-Being
— パスカル氏 (@onigiribooster) May 23, 2025
屋外で卵型デバイスとアプリを連動した展示 pic.twitter.com/nqyjpoHt85
次は、予約当日に気をつけたい受付時間や持ち物について紹介していきますね!
所要時間・受付タイミング・注意点まとめ
Better Co-Beingの体験時間は、1回あたり約45分。
少人数制で1枠15名ほどのグループになり、ガイドツアー形式で進んでいきます。
途中での退出は難しいので、時間には余裕を持って参加するのがおすすめです。
予約時間の5分前〜10分前が受付可能なタイミング。
たとえば10:00〜10:15枠を予約している場合、10:00〜10:10の間に集合しておく必要があります。
早すぎても待機場所がないので、時間調整してから向かうのがポイントです。
また、Better Co-Beingは屋外型パビリオンなので、天候にも注意。
晴れの日は暑さ対策、雨の日はレインコート推奨となっていて、傘は体験中に使いにくいので注意が必要です。
雷など荒天時には中止になることもあるので、事前に公式サイトで情報をチェックしておくと安心です。
服装や時間の管理がスムーズだと、体験にも集中しやすくなりますよ。
シグネチャーパビリオンの「Better Co-Being」
— osakacityview (@osaka_cityview) June 8, 2025
屋外アートを少人数のツアー形式でじっくりと観察できます。万博の喧騒から離れて落ち着けますね。また、オリジナルエコバッグ付きのお土産も貰えます。 pic.twitter.com/lx9ejs5hf7



オリジナルエコバック付きのお土産ももらえるそうですね♪
次は、Better Co-Beingで使用する「echorb」やWEBアプリについて詳しく解説していきますね!
echorbとアプリでできること
Better Co-Beingでは、ただ観るだけじゃなく「自分の鼓動」と連動したアート体験が楽しめます。
それを実現しているのが、専用デバイスの「echorb(エコーブ)」とWEBアプリ。
echorbは、入口で鼓動センサーによって心拍数が読み取られ、その鼓動を宿す“石ころ”のようなアイテムです。
手のひらで感じる不思議な感触とリンクして、自分の命がアートと共鳴するような感覚が味わえます。
アプリは体験全体をナビゲートしてくれるもので、会場内ではこのWEBアプリを通じて展示と連動。
参加者の動きに応じて雨が降ったり、晴れたら虹が出たりと、演出が変化する仕掛けになっています。
また、夜の特別予約枠では、蜷川実花さんがデザインした「luminous echorb」が登場。
キラキラ輝くラメ入りで、昼とは違う幻想的な世界に誘われます。
この特別仕様は数量限定で、19時〜20時のツアー参加者のみが体験可能なんです。
当日登録でたまたま取れたBetter Co-Being
— hoshizo (@hoshizo) June 9, 2025
仕組みがおもしろかった
夜の屋外ならではの煌びやかさがあった
日中の虹も見てみたい pic.twitter.com/QcL34tFSVz



アプリとechorbの連携体験は、このパビリオンならではの魅力なので、事前にしっかり準備しておくのがおすすめですよ。
夜の自由観覧とは?予約なしで楽しめる演出と時間帯


実は、Better Co-Beingには予約がなくても入れる時間帯があるんです!
それが「夜の自由観覧」。幻想的な演出が楽しめる特別な時間です。
ここでは、その魅力や注意点を詳しくご紹介していきます。
luminous versionの魅力と観覧ルール
夜の自由観覧が楽しめるのは、2025年5月2日〜6月30日の限定期間だけ。
時間は毎日20:30〜20:50のわずか20分間。
この時間帯は、予約不要で「最大多様の最大幸福」というエリアに入ることができます。
この時間の演出は“luminous version”と呼ばれ、約15,000個のサンキャッチャーが照明に照らされてキラキラと輝く、まさに非日常な空間に。
蜷川実花さんがデザインしたこのアートは、夜の闇と光が織りなす幻想的な世界を演出しています。
ただし注意点もいくつかあります。
echorbやアプリとの連動体験はできず、混雑時には人数制限がかかる可能性もあるんです。
また、開始時間に合わせての来場が必要で、早く並ぶことはできません。
この特別な時間だけの光景を見逃さないよう、天気予報やスケジュールをチェックしておくと安心ですよ。
今だけ予約無しでフリー入場できるBetter Co-Being、キラッキラで綺麗だったので時間があれば行ってきてほしい。20:20ごろ来てねって言われて行ったらもうどえらい行列だったので、もう少し早く行ってもいいかもしれない。まあ時間かかっても全員案内されるよ。 pic.twitter.com/K00V3QeBPp
— 🔥えむら🍎✨ (@dol_sp_y15) June 3, 2025
次は、この自由観覧で見られる展示の中でも特に人気の高い「最大多様の最大幸福」エリアの見どころをご紹介します!
「最大多様の最大幸福」エリアの見どころ
夜の自由観覧で入場できる「最大多様の最大幸福」は、Better Co-Beingの中でも特に注目されているエリアです。
この空間は、宮田裕章さんと蜷川実花さんを中心としたクリエイティブチームEiMが手がけていて、他では体験できない“多様性の祝福”をテーマにしています。
会場には、高さ7mのキャノピーに沿って約400本の繊細なワイヤーが張り巡らされていて、それぞれにサンキャッチャーが取り付けられています。
日中は自然光を浴びて虹色の輝きを放ち、曇天や雨の日には霧と人工光が幻想的な雰囲気を作り出します。
夜になると、照明で照らされた15,000個のクリスタルが輝きだし、まるで星空の中にいるかのような没入感が味わえます。
どこを見ても同じ並びが存在しない不均質な構造は、まさに多様性そのものを体現していて、歩いているだけで心がふわっと軽くなるような感覚になりますよ。
個人的に気に入ってるのはBetter Co-Being
— えみし (@emmy_knit_s) June 4, 2025
季節や天気、昼と夜とでそれぞれ全然違う顔を見せてくれると思う pic.twitter.com/8KnTbhFZCR
夜にしか見られない幻想空間の演出とは
Better Co-Beingは昼も素敵ですが、夜になるとまったく別の世界が広がります。
とくに「luminous version」は、蜷川実花さんならではの色彩センスが光る特別な演出。
サンキャッチャーが照明に反射して、まるで夜空に浮かぶ星々のように輝きます。
光が移動するたびに景色が変わって見えるので、何度見ても飽きません。
昼間は自然光による虹のような明るさが魅力ですが、夜はよりしっとりとした静けさと深みのある色合いで、幻想的な没入感が際立ちます。
音楽や風の演出も加わり、アートの中に包み込まれるような不思議な感覚を味わえますよ。
SNSでもこの時間帯の写真はかなり人気で、「昼とは全然違う!」「まるで別の場所みたい!」といった声が多数投稿されています。
20:15〜
🌈Better Co-Being(夜の自由入場) 5月2日〜6月30日20:30〜20:50の期間限定 並び列は作らないといいつつも、20:15頃には並び列が💦
最大多様の最大幸福エリアの luminous versionが見れる 夜もまた、幻想的✨
https://x.com/nonono21nonono/status/1929872321701203974
Better Co-Being べたーこーびーいんぐ 2回目。どうしても夜のここを見たくて。 昼には昼の、夜には夜の良さがあった。 もらったエコバッグは違うカラーだった。なんか七色あるってツイート見たけどコンプリート難しそうだな。
https://x.com/aG0GpkchQR26726/status/1929565208663486513



昼と夜、どちらに行くか迷うなら、天候や予定を見ながら両方を体験してみるのもありですね。
次は、Better Co-Beingを訪れる前に知っておきたい、天候や混雑、バリアフリー対応のポイントをまとめていきます!
天候・混雑・バリアフリー対応など事前に知っておきたいこと


Better Co-Beingをしっかり楽しむには、当日の環境や体調への配慮も大切です。
このセクションでは、現地で困らないための事前チェックポイントをまとめました!
雨の日や夏の暑さ対策ガイド



このパビリオンは完全な屋外型なので、天候によって体験内容が左右されることもあります。
まず雨の日。
傘の使用はOKですが、スマホやechorbを使う場面では邪魔になりがち。
そのため、レインコートの持参がおすすめです。
霧や人工雨の演出で濡れる可能性もあるので、防水グッズも用意しておくと安心ですよ。
夏場は直射日光や高温による熱中症にも注意が必要。
会場内には空調がないため、こまめな水分補給や帽子・日傘の利用、涼しい服装での来場が推奨されています。
また、雷や荒天の場合はパビリオンが閉鎖されることもあるので、事前に公式サイトの運営情報をチェックしておきましょう。
Better Co-Being 屋根も壁もないパピリオン。雨の日は逆に狙い目かも(直前に3名分取れた)。 振動する石ころに導かれ、歩きながらアート作品を鑑賞するスタイル。自然と人間と不思議な石ころの調和が良かった。最後には大塚製薬さんのお土産がもらえました。
https://twitter.com/minaminanosyu/status/1926509778374668370
車いす・ベビーカー利用者のサポート内容



Better Co-Beingは、バリアフリーにも配慮されたパビリオンです。
基本的には階段のあるルートがメインですが、車いすやベビーカー利用者には専用の別ルートが用意されています。
スタッフに声をかければ、案内やサポートもしてもらえるので安心です。
ただし、屋外型で足元が芝生や石畳になっている場所もあるため、段差が気になる方は事前に移動手段の確認をしておくと安心です。
ベビーカーの場合も、走行が難しいポイントではスタッフが手伝ってくれるとの口コミもありました。
また、音や光の演出に敏感な方や小さなお子さん連れの方には、体験中に不安を感じる場合もあります。
そのため、事前に映像や演出情報を確認しておくと、よりスムーズに楽しめるはずです。
心配なことがあれば、現地のスタッフさんに相談できる環境が整っているので、遠慮なく聞いてみてくださいね。
よくある質問(Q&A)
Q: Better Co-Beingは当日でも予約できますか?
A: 基本は事前予約制ですが、空きがあれば当日でも予約可能です。
ただし人気枠はすぐ埋まるので、アプリで早めの予約がおすすめです。
Q: 夜の自由観覧はどんな内容ですか?
A: 夜20:30〜20:50の間に「最大多様の最大幸福」エリアを自由に鑑賞できます。
幻想的なライトアップが楽しめますが、echorbやアプリとの連動体験はありません。
Q: 雨の日でも体験できますか?
A: 体験は可能ですが、雨天時はレインコート推奨です。
傘は使用OKですが、操作がしづらくなるのでレインコートが便利です。
Q: バリアフリー対応はありますか?
A: はい、車いすやベビーカー利用者向けに専用ルートがあります。
スタッフが案内してくれるので安心して体験できます。
Q: どんな服装で行けばいいですか?
A: 屋外型なので、動きやすい服装と季節に合わせた暑さ・寒さ対策が必要です。
夏は帽子や日傘、水分補給も忘れずに。
まとめ
今回の記事ではこんなことを書きました。以下に要点をまとめます。
- Better Co-Beingは完全予約制の万博パビリオン
- 予約は万博公式アプリ「EXPO2025 Visitors」から可能
- 所要時間は約45分で、ツアー形式で少人数制
- echorbという不思議な石を使った鼓動連動アート体験が魅力
- 夜20:30〜20:50は「最大多様の最大幸福」エリアを予約なしで自由観覧できる
- 雨の日はレインコートがおすすめ、夏は熱中症対策が必須
- 車いす・ベビーカー対応のサポートルートあり
昼と夜でまったく違う表情を見せてくれるBetter Co-Beingは、静かに自分と向き合える特別な空間です。
幻想的な光の演出や、鼓動とリンクするアート体験は、一度は体験してほしい価値あるコンテンツ。
訪れる前にしっかり準備して、あなただけの万博体験を満喫してくださいね!