DIRECT TRADE COFFEE
買い付け日誌2013

  • 2013.03.02 Saturday
  • 訪問記 ..part1..

ニカラグア1日目。
最初の訪問はセルジオさんのドライミルからスタート。
ドライミルとは、 コーヒー豆の精製工程の一つで、 果肉を除かれたコーヒーチェリーの種子(パーチメント)を乾燥させ、その外皮を脱穀、選別し、 生豆(グリーンビーンズ)の状態にすることです。
セルジオさんは常に新しい事にトライされていて、とても熱心に話してくれます。
乾燥期間や水分量を何%にするかなど、細かくデータをとり、研究されています。


  • 発酵についての新たな取り組みも説明して頂きました。

  • 次にウェットミルで精選処理の勉強。
    コーヒー豆(チェリー)の果肉が除去されパーティメントへ...


  • セルジオファミリ〜
  • 2013.03.03 Sunday
  • 訪問記...part2...

ニカラグア2日目。セルジオさんのエルポルベニール農園を訪問。


  • すでにサビ病対策をされているセルジオさんは、2回の薬の散布、木の命力を促す為にミネラルの散布を2回、さらにもう一度散布をされるようです。研究熱心なセルジオさんは、サビ病予防と、葉の光合成に必要な窒素を吸収しやすくする新しい薬の実験もされていて、その効果も実感されていました。

  • 農園内を歩き回り、丁寧に多くの事を教えて頂きました。農園はホンジュラスとの国境にあり、軍の駐屯地も農園にあります。

  • その後、私たちが買い付ける豆のカッピング。 新しい発酵を試した豆はとても素晴らしいフレーバーを持っていて、美味しいコーヒーが出来る努力をされている結果なんだと感動しました。

  • 2日間案内してくれたセルジオに感謝です。
  • 2013.03.04 Monday
  • 訪問記...part3...

ニカラグア3日目。



  • まずはウンデガロ農園にあるウェットミルでハニープロセスを勉強。今日も拳銃を持った兵士の後ろを歩きます...

  • 次に、ロ プロメティート農園を訪問。とても手入れが行き届いて美しい農園です。

  • 最後は「空に近い山」という意味の セルデルシエロ農園へ。手を伸ばせばすぐそこに空。標高1800mということもあり涼しい場所で、何といってもあまりの美しさに感動しました。

詳しい内容はまた後日...
とにもかくにも、澄み切った大空とその下で育つコーヒーたち、そして生産者。三位一体を体感した一日でした。マウリシオに感謝です。

  • 2013.03.06 Wednesday
  • 訪問記...part4...

ニカラグア4 日目。ルイスさん所有のラ ベンディシオン農園へとても大きな農園ですが、きちんと手入れが行き届いていて、しっかりと管理されています。生産者との会話の中で、ロースター又バリスタとして生産者から何を求められているかがわかりました。そしてそのために何をするべきか。


  • 午後から彼の乾燥場へニカラグアでは、かなり大きなドライミルだそうです。

サンプルをカッピングしたり、これぞディベートというものを拝見したりと、また今日も勉強になった素晴らしい1日でした。もっと書きたい事がたくさんあるのですが睡魔が...続きはまた明日...

  • 2013.03.07 Thursday
  • 訪問記...part5...

ニカラグア最終日。


  • 今日は朝から晩までカッピング。かなりヘトヘトです...が、素晴らしいコーヒーに沢山出会えました。

  • そして、コーヒー豆の乾燥から出荷までを見学。輸出用の豆(私たちが購入する高品質の豆)は熱度の高い地面には置かず、この様なアフリカンベットと呼ばれる棚の上で乾燥されます。

  • こちらは完熟の豆。ナチュラルといって、コーヒーチェリーの果肉を取らずにそのまま天日干しで乾燥させる方法。その後、パーチメント(いわゆる果物の種子の状態)まで脱穀されます。

  • こちらは、国内で消費される豆たちだそうです。熟れてない緑色、熟れすぎた黒色、ゴミなどが混ざった状態で地面に無造作に置かれています。

ニカラグアの生産者の皆様、お世話になりました。どの農園の生産者からも共通して感じたのは、高品質の豆を育てようという熱意とパワーでした。皆さんが育てた豆たちを、早く焙煎したいです!!

  • 2013.03.10 Sunday
  • in エルサルバドル


  • ニカラグアからプロペラ機でエルサルバドルへ。1時間ぐらいであっという間に到着

  • ホテル到着後近くのバーで軽く乾杯夜はリマさんの家に招待されエルサルバドルの伝統料理を頂きました

  • 締めはエスプレッソ...ではなく、カカオマスを自家焙煎したチョコレートドリンク。定番だそうです。

明日から農園訪問。楽しみです。

  • 2013.03.11 Monday
  • 訪問記...エルサルバドルpart1

エルサルバドル1日目。今日はリマさん所有のエルタンボール農園。


  • クツカチャパの農協でかなりワイルドなランチ。

  • その後ボルカンティンゴという火山にあるシッチオデマリーア農園を訪問。噴火で飛んできた岩がゴロゴロ。こんな場所でもコーヒーを作っていることに驚きを感じました。

  • 本日は、エルタンボール農園のリマさん50歳の誕生日。その日も招待して頂き、テーブルデコレーション、ビビッドな食器でポップに演出。

  • 奥さんマグダレナさんの手作りバースデイケーキで楽しい夕食会となりました。

明日も明朝より、農園訪問とカッピング。本日はこれまで....

  • 2013.03.11 Monday
  • 訪問記...エルサルバドルpart2

エルサルバドル2日目。今日はリマさんが所有するエルミラドール、サンパブロ農園を訪問。リマさんの農園は古い木が多く、幹が太くて大きいです。自然環境の中にコーヒーが溶け込んでいるといった印象です。

むやみに木を切らず、アゴビオという伝統的な方法で木を循環させています。枝を曲げてストレスをかけ、そこからまた枝が生えてきます。ストレスが逆に美味しいコーヒーの元となるんですね。

午後はカッピング。沢山のサンプルをカップして、純粋に美味しい!!! と感じられるカップが多く納得させられました。そして、虫食いや未熟豆(欠点豆)ばかり集めたものをカッピング。この様な経験も現地ならではのもので、大変勉強になりました。コーヒー豆が育つ環境、収穫、精製、カップに液体として出来上がるまでを実際に見学してからのカッピングはとても説得力のあるものでした。明日日本へ帰りますが、全てが新鮮で刺激的な買付になりました。